
この記事はバス釣りをやっているけどバス管理釣り場には行ったことがないなぁ
というあなたに向けて書いています。
あんまり釣れないんだよなぁっていう方にも見て頂きたい。
そんなあなたがこの記事を読んでくださっているということはバス管理釣り場に少なからず興味があるのではないでしょうか?
人によってはバスを管理釣り場で釣ってどうすんの?意味なくね?って言う人もいると思います。
確かにバスを管理釣り場で釣るっていうのは現状、メジャーな楽しみ方とは言えないでしょう。
そもそもバスの管理釣り場なんてあるの?って人も多いと思っています。
存在がマイナー。
それがバス管理釣り場。
じゃあ管理釣り場で釣るバスに価値は無いのでしょうか?
本当にそうでしょうか?
それでは、いってみましょう。
結論 私は価値があると思っている
まずは結論。
私は価値があると思うからこそ、バス管理釣り場をメインに釣りをやっています。
ではなぜバス管理釣り場で釣りをするんだい?
バス釣りの楽しさは
「多様なルアーを選ぶ楽しさ」
×
「選んだルアーで釣れたという成功体験」
ではないかと思うのです。
つまり

たくさんあるルアーの中から(多様な選択肢)

選んで(ルアーを選ぶ楽しさ)

釣れる(成功体験)
これこそバス釣りにおける価値の本質の1つであると思っています。
その一方、バス釣りには「法規制」という要素も絡んでいる。
この前提で話を進めていきますね。

バス管理釣り場の価値とは?
好きな釣りがやりやすい
「好きな釣りがやりやすい」
もっと言うと、好きな釣りをして結果が返って来やすい。
成功体験を得やすいというワケですね。

ハードベイト(ハードルアー)でやっても、ソフトベイト(ワーム)でやってもいい。
ルールの範囲であれば独自のリグを作って遊ぶのも自作ルアーを投げるのもOK。
自分がその時にやりたい釣りを誰でも安心してやっていられる。
新しい釣り、使ったことがないルアーがどの場面でどのように活きるのか。
結構大きなポイントだと個人的には考えています。
魚影の濃い中で釣りをすることができる
定期的に放流が行われている管理釣り場では常に一定量の魚が池にストックしてあります。
限られた池の中に一定量のストックが保証されている以上、通常の釣り場よりも魚に出会える確率が上がるのは必然でしょう。
一般の釣り場より確実に濃い魚影の中で釣りができる。

これも大きなポイントです。
誤解を恐れずに言えば、バス釣り全盛期の時代を現代に再現している釣り場とも言えるのではないでしょうか?
「ゲームフィッシング」として十分楽しい
娯楽が溢れている今の時代、なんでバス釣りなのか?
多くの人は釣りでお金を稼いでいない以上、結局は遊びや趣味の類です。
どうせ遊ぶなら私は楽しく遊びたい。

バスはそこに確実にいる。
タックルからルアーを選択して投げる。
釣れるか釣れないか。
釣れれば正解、釣れなければ不正解。
そんなゲーム性は確かに存在します。
バス釣りという遊びをするには管理釣り場ってとてもいい環境だと思っています。
よくある勘違い 管理釣り場=すぐ釣れる
よくある勘違いとして
管理釣り場は何投げてもすぐ釣れる。
こう思っている人いませんか?
実際のところ、放流直後のような特殊な条件の場合を除いてそんなことはほぼ無いです。
確かに特定のルアーに異常に反応を示す場面やパターンのようなものは存在します。
でも大丈夫です。
ゲーム性は確かに存在しています。
何でも釣れるほど甘くないですよ。

※たまにあります
安全や楽しみのため工夫している釣り場も多い
釣り場や足場の整備をして安全性の確保、飲食ができる施設、トイレなどの設備面
釣りそのもの以外にも快適性が必要なところは多々あります。
定期的な放流や釣り具メーカー協賛のイベントや大会など、釣り客に楽しんでもらうための企画を実施している釣り場も存在しています。
釣り客側が快適に釣りを楽しむために釣り場側も大きな努力をしているところも多いです。

リリース禁止(都道府県条例など)との兼ね合い
バス釣りをする方はもちろんご存知と思いますが、ブラックバスという魚は法令で規制されている魚です。
バス釣りをしない方からしても、学校教育で教わる「ブラックバス」という魚はまさに日本における「害魚の象徴」と言っても過言ではないでしょう。
多くの都道府県の公共河川や湖の多くは条例でブラックバスの再放流は禁止されています。
法令条例で厳しく制約がある魚を釣る遊び。
それがバス釣りです。
私は魚類や生態系の専門家ではありませんし、法律の専門家でもありません。
何が言いたいのかというと、めんどくさいっていう話です。

実は私がエリア以外でほとんど釣りをしない理由はここにもあったりします。
だったら!!
ここでバス釣りしてリリースしていいんですよ!!
っていうところで心置きなく、変なうしろめたさもなく釣りを楽しむ。
それができる施設って冷静に「貴重な釣り場」って言ってもいいんじゃないでしょうか。
法律上の話で言えばバス管理釣り場で釣りをする上で釣り人側が絶対に守らなくてはならないルールが1つだけあります。
それはバスを施設の外に持ち出さないこと。
これだけです。
そんなことをする輩はいないと思いますが、普通に犯罪なので絶対ダメですよ。

バス管理釣り場での釣りに向いている人・いない人
「バス釣りをすること」に対して対価を払えるか
まずはこれですね。「バス釣りをすること」に対して対価を払うことができる人です。
逆になんで金払って釣りしなきゃいけないのかって思う人は向いてないです。
特に昨今は物価高。バスの価格も飼料の価格も高騰しています。
少ないお小遣いをここに投入することができるかどうかって話ですね。
世知辛いですが・・・。

ルールをきちんと守れるか
ルールをきちんと守れる人です。
使用禁止になっているルアーや道具に加えて、マナーレベルの話などまで。
こういったルールやマナーを守れない人は向いていません。

特に金を払っているんだから自分は客だ!っていう思考の方はやめたほうがいいです。
ご自身も含め、誰も幸せになりません。
もっともこれは一般の釣り場でも同じことですが。
サイズへのこだわり度
管理釣り場で60UP!とかはまずないです。そんなサイズは基本放流されてません。
バス釣りというのはデッカいサイズを追い求めてナンボ!っていう人は向いていないでしょう。

そういう楽しみ方をしたいという人は無理に管理釣り場で釣りをする必要はないでしょう。
求める価値が違うという話です。そこに貴賤はないでしょう。
デカい魚を釣った人が偉いというのはそれで飯を食う結果が全てのプロの世界の話だけです。
バスって言うほどそのへんで釣れる?
なぜバスの管理釣り場って無い(少ない)んでしょうか?という問いに対して
釣りにおける大御所と呼ばれるような方がこんなことを言っておりました。
「バスはそのへんで釣れるから」
これって確かにその通りではあるんですが、言うほどバスってそのへんで釣れますか?
釣りが上手な人であればそうなのかも知れません。
でもそのへんで釣れるバスがそんなにいるのであれば、界隈で言われる「バスは釣れなくなった」っていう話になるのはおかしくないかなぁと。
この記事を書いている時に2025年バサーオールスタークラシックが配信されていましたが、こんなにバス釣りが上手でそれで飯を食っているようなトッププロと呼ばれるような人たちが日本で2番目に大きな湖(水系)に集結して本気で釣りをしていても2日間の釣果ゼロっていうことだってあるワケです。
難易度が高い釣りってその道に精通している人からすれば燃える要素でもあるでしょうが、一般人にとっては難しいだけだよねってことにもなりかねません。
言ってしまえば、「成功体験」を得られにくい。
こんなに面白い遊びなのにもったいないなぁと私は思うのです。
まとめ

これがバス管理釣り場の魅力であり価値だと思っています。
多くの人にとって釣りは趣味であり遊びである以上、価値観はそれぞれでいいと思っています。
逆に、バス管理釣り場こそ至高!
などと言う気はサラサラありません。あくまで選択肢の1つとして認識してもらいたいなと。
特に釣れた経験が少ない方(成功体験を得られていない方)は特に。
共感できると思ってくれた方はぜひ、お近くのバス管理釣り場へ足を運んでみてはいかがでしょうか?
以上です!それでは、よい釣果を!



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